いつもなんとなく適当な位置に入れてしまいがちなチーク。実は、入れる位置によって与える印象が異なるんです。お顔の形に合わせた入れ方で、より魅力的な表情を演出してみませんか?今回は、顔型がもつ魅力を生かしつつ、理想のバランスへ近づけるチークの入れ方をご紹介します。
顔型ごとのメイクの前に、まずは基本の入れ方を覚えておきましょう。チークの起点となるのは、黒目の外側から下に降りた直線と、小鼻から耳の中央を結んだ直線を結んだポイントです。起点にブラシを当て、頬骨にそって外側に向けて2〜3往復させます。
ナチュラルに仕上げるコツは、ブラシに含ませたチークを一度手の甲でおさえておくこと。肌にのせる前に余分な粉を落とすことで、つきすぎを防ぐことができます。
また、チークの色によって与える印象が変わります。可愛らしい雰囲気がお好みの方はピンク系の明るめなカラーを、クールに見せたい方やより引き締めて見せたい方はブラウン系の暗めな色を使うとよいでしょう。
可愛らしさと親近感を漂わせる丸顔さんは、ふっくら見えやすいのが悩みの種ではないでしょうか。丸顔さんが細見え効果を狙ってシェーディングを使うと、和やかなお顔立ちとミスマッチに感じられやすいかもしれません。
そこで活躍するのがチークです。血色のシェード効果で顔の丸みを引き締めると、可愛らしさを残しつつスッキリと見えます。
丸顔さんは、頬骨よりも高い位置からこめかみに向けて斜めに細長く入れてみてください。気になる頬をほっそりと見せながらも、チークの血色感で持ち味を生かした小顔効果が狙えます。
クールな印象がお好みであれば、チークを細長くするほどよりシャープになります。チークの幅を広めにすると、可愛らしさがキープされやすくなります。
面長さんの魅力といえば、大人っぽさ。気になりがちな顔の長さは、チークで頬の余白を埋めることによって緩和されます。さらに、メイクの効果で上品かつ知的な表情に見えるでしょう。
面長さんのチークでは、顔の下半身をタイトに見せたいため、起点は低めとなります。頬骨より下から横に幅広く大胆に入れてみてください。頬の面積がぐっと狭く見えるようになります。
チークの血色によって頬が丸みを帯びて見えることで、もともと備えている大人っぽさを生かしながらも、ソフトな雰囲気が加わるでしょう。
シャープで都会的な逆三角形さんは、骨っぽさを感じられやすいかもしれません。丸みのあるメイクでふんわりとした印象を与えると、シャープさが和らいで多幸感のあるやさしい雰囲気が生まれます。
丸みを出したいときは、チークも丸く入れましょう。頬の内側から円を描くイメージで、丸くふんわりと入れてください。
チークの赤みで頬はふっくらと見えますが、フェイスラインはもともとスッキリとしているため、顔が大きく見えることはありません。理想的なバランスに整い、より女性らしさが漂うでしょう。
意志の強さと頼もしさを放つベース型さん。その凛々しさをより高めてくれるのが、チークの2段入れです。
入れる箇所は、頬とエラ。まず、頬の中央からこめかみにかけて楕円形に入れます。そして、エラはあごにかけて斜めに入れてみてください。
こうしてチークを2段で入れることで骨格をすっきりと見せてハンサム感を演出し、小顔効果も実現できます。
チークの入れ方を変えるだけで、顔のバランスが整ったり、魅力がより高まったりと、さまざまな印象の変化を狙えます。お顔立ちにあったチークの入れ方で、普段とひと味違う表情に仕上げてみてはいかがでしょうか。