例年6~7月にかけて続く梅雨。この時期になると、湿気で髪のうねりや広がりが気になったり、髪がぺたんこでセットが決まらなかったりなどの悩みも増えがちになります。梅雨の間は、毎日の髪型に困るという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は梅雨で髪がうねる原因と併せて、今すぐ始められる対策についてもご紹介します。
梅雨で髪がうねる理由とは?
雨に濡れたり、汗をかいたりした後、乾かさずに放っておいたら髪がうねっていたという経験はありませんか?実は湿気が多い梅雨の時期も、同じ現象が起こっているのです。
そもそも髪には水分を含むと、膨張し、うねるという特徴があります。特に乾燥や摩擦、熱などでキューティクルが剥がれた髪は、健康な髪以上に水分を含みやすい状態になっています。そのため湿気が多い梅雨の時期は、髪が水分による影響を受けやすい時期でもあるのです。
また髪が細く柔らかい人のなかには、ボリューム不足で悩む方も多いかと思いますが、梅雨の時期は水分を含むことにより、普段以上に髪がぺたんこになりやすい状態。
外出前にセットしてもすぐに崩れてしまうこともあるでしょう。
梅雨の湿気による髪悩み対策
梅雨の時期に髪のうねりや広がりを抑える対策としては、必要以上の水分を含ませないことが大切
です。そのためにもキューティクルを保護し、健康的な髪を育てる習慣を意識してみましょう。
◆日頃のヘアケア習慣を意識する
髪の司令塔とも呼ばれる毛乳頭や、髪のもととなる毛母細胞は血液から栄養を受け取ることで、健康的な髪を形成します。
健康的な髪を育てるためにも、日頃から頭皮マッサージなどで血行を促す習慣を心がけるようにしましょう。
また髪にやさしいと言われているアミノ酸系のシャンプーは、キューティクルと同じ弱酸性であり、髪のたんぱく質をケアしながら洗浄ができます。キューティクルの保護や水分保持に期待ができるので、梅雨になると髪がうねりやすいという人は、ぜひアミノ酸系のシャンプーを選んでみてくださいね。
◆髪にダメージを与えない習慣をつくる
髪は熱に弱く、180度以上の熱は乾いた状態の髪を変性させ、キューティクルにダメージを与えると言われています。また髪が濡れている状態では、低い温度の熱でも影響を受けてしまうので、ドライヤーやヘアアイロンを使用するときは、熱によるダメージを極力抑えるように意識しましょう。
ドライヤーで髪を乾かすときは、最初にタオルドライで大まかな水分をとり、20~30cm程度離れた距離から乾かす
と、熱によるダメージを最低限に抑えられます。まずは根元から乾かし、その後中間、毛先の順番で乾かしていきましょう。指で軽く毛先を引っ張りながら乾かすと、髪にうねりの癖がつきにくくなりますよ。
また温風と冷風を交互に使いながら乾かす
ことで、熱によるダメージを軽減できるだけでなく、キューティクルを引き締めることができます。
ヘアアイロンを使うときは、事前に専用のオイルなどを髪の毛に塗り、ダメージを抑えるようにしましょう。
高い温度はキューティクルにダメージを与えてしまうので、ヘアアイロンの温度を設定するときは160度前後を目安にしてみてくださいね。
◆油分の多いヘアケアアイテムを取り入れる
髪の保湿ケアをしながら、ダメージ対策もしてくれるヘアケアアイテム。梅雨の時期は、ぜひ夜だけでなく朝のケアでも取り入れてみてください。
一言でヘアケアアイテムといっても、さまざまな種類がありますが、湿気の影響を受けやすい梅雨の時期には、水分を多く含んだヘアミストやヘアミルクよりも、油分の多いヘアオイルやヘアクリームがおすすめです。
油分が髪の毛の表面で膜の役割を果たしてくれるので、湿気による水分吸収の対策ができますよ。
夜はタオルドライ後、ドライヤーで乾かす前にヘアオイルを使いましょう。髪にうるおいを与えるアウトバストリートメントと併用すると、さらなる効果に期待ができます。また朝はスタイリングの前にヘアオイルを使い、日中の湿気対策に備えてくださいね。
◆朝のスタイリングにひと手間を
ヘアオイルをつけても髪のうねりや広がりが気になったり、オイル独特のベタつきが苦手だったりする人は、ヘアワックスやヘアスプレーなどのスタイリング剤を取り入れてみてください。
スタイリング剤は、つけすぎるとベタつきや固まりの原因にもなるので、量に注意しましょう。ヘアスプレーは直接髪に吹きかけず、一度コームに吹きかけてから髪をとかすようにつけると、うまく仕上がります。ヘアワックスは少量を手のひら全体に伸ばし、根元を中心にまんべんなく髪に広げるイメージでつけてみてくださいね。
また梅雨の時期は、就寝中も湿気の影響を受ける場合があります。朝起きてうねりや広がりが気になるときは、ヘアミストなどで軽く髪の毛を濡らした後、ドライヤーで乾かし、うねりや広がりをリセットするようにしましょう。
梅雨で髪トラブルが起こったときの対処法
梅雨の時期はどれだけ入念な湿気対策を行っても、外出先でうねりや広がりが気になるときもあるでしょう。
しかし水で髪を濡らすのはNG!
一時的にうねりや広がりはおさまりますが、水分を含むことにより、再び湿気の影響を受けやすくなってしまいます。
外出先では、持ち運びタイプのヘアアイロンをうまく活用したり、ヘアオイルやヘアワックスをつけなおしたりして、うねりや広がりを直しましょう。
極力持ち物を増やしたくない場合は、ヘアピンやヘアクリップで髪をまとめ、ヘアアレンジでうねりや広がりを隠すのも効果的です。
また湿気だけでなく、汗も髪のうねりや広がりの原因になります。前髪のうねりや広がりが気になる人は、こまめに額の汗をふきとりつつ、フェイスパウダーを使って汗対策を行ってみてください。
湿気対策をして梅雨シーズンを楽しく乗り切ろう!
髪のスタイリングに時間がかかったり、外出先でセットが崩れたりと、梅雨の時期はいつも以上に髪悩みも増えがちになります。そんな梅雨シーズンを楽しく乗り切るためにも、今すぐ始められる湿気対策をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
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